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ディスクゴルフのコツ:飛距離を伸ばすために“鞭の原理”を活かそう

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Tips/コツ
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イノーバのYouTubeチャンネルに「Tips of the Whip: How to Throw Farther」という動画が公開され、遠くに投げるコツが紹介された。

今回は、イノーバの動画をベースに遠くにディスクを投げるコツを紹介する。

httpss://youtu.be/L1PHi-zgXIY

ちなみに、このお爺さんはどなた?本当にディスクゴルフ知っているの?と思った方もいると思います。実は、この方、デーブ・ダナペス(Dave Dunipace)はイノーバの共同創業者・社長でもあり、アメリカディスクゴルフ界のレジェンドたる存在です。

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前提:リーチバックはいらない

動画でデーブは、一般的に重要とされるリーチバック(テイクバック)は遠くに投げるために必ずしも必要ではないと言っている。

リーチバックがなくても遠くに投げている選手の例としてProdigyのセポ・パユ(Seppo Paju)を挙げている。

ディスクゴルフタイムズ編集者としては、エマーソン・キースも似たフォームで、リーチバックがほとんどない選手だと思う。

両選手のフォームは以下を参照してもらいたい

セポ・パユ(Seppo Paju)

httpss://youtu.be/6uuwa6c3D9o

エマーソン・キース(Emerson Keith)

httpss://youtu.be/adznE_7UUEA?t=112

セポやエマーソンは、リーチバックというよりも、身体に肩・腕を巻く動作(wind up)である。
巻くというより捻ると言った方がよいもかもしれない。

2つの動画を観ると、最後の右足がついた瞬間、右ひじは90~120度程度で曲がっているが、腰・肩は他の選手と同様に捻っている。

力を生む支点を捻る(Wind Up Your Levers)

動画の0:50以降を説明する。

・飛距離を出すのにリーチバックよりも重要なのが、身体で力を出す重要な支点を捻る動作である。

・ディスクゴルフで支点となるのは、腰と肩である。

・投げる際、意識するのはリーチバック(手を後ろに伸ばす)することではなく、支点(腰・肩)を捻ることである。

・リーチバックをするかどうかは人の好みである。

・支点を捻る動作は、投げる力をつくる。

・肩~手は、支点で生まれた力を、鞭打ちと同じ原理でディスクに伝えるイメージで投げる。(これについては次の章で説明する)

肩より先は鞭がしなるように投げる(1:27)

以下の説明は動画を観てから読んでもらいたい。(動画の時間 1:27)

  1. Wind up your levers from the shoulders down
    身体の支点(腰・肩)を捻る
  2. Generate acceleration to the tip of the whip
    鞭の先(=指先あるいはディスクの先)まで加速をつける

その後、デーブが説明しているのは、腰・肩までの動作は力を加えるが、
鞭の原理を使う肩~指先・ディスクまでの箇所は、ルースで力を必要としない。

肩で鞭を打つようなイメージである。

鞭自体には筋肉はないが、鞭の先端は音速をも超えるもの速さに達する。

鞭の打つ動作及び先細の形状が、人の力を無駄なく伝えることができるためである。(詳しくは次の章を確認)

ディスクゴルフにおいては、鞭を肩で持っていて、腕という鞭を打っているイメージである。

つまり、腕~手では支点(腰・肩)で作られた力をディスクに伝えるだけで、力を加えていない。

そして、最後に使えられた力が指先~ディスクに伝わり、その勢いでディスクが指から離れる。

プロとアマを分けるのは、腕の力ではなく、力を上手く失うことなく指先・ディスクまで伝えることができるかである。

自分なりに解釈してみると・・・

①力を出す支点である腰と肩を捻る。
腰のひねりはなんとなく、意識しなくてもやってると思うが、肩をひねる

②捻りきったところで、腰から順に捻りを解放していく。
(この時、腰・肩・肘・手首・ディスクとタイミングよく捻りを解放していく必要がある。)

③肩の捻りが戻されるのに、つられるようにして肘・手首・ディスクが動く。

スリングvs鞭(Sling vs Whip)

動画の3:05以降を説明する。

スリングと鞭の加速度を比較する。左のグラフは紐、右のグラフは鞭である。
(スリングは投石器ですが、言われてもよくわからないと思うのでこちらをクリック)
縦軸が速度、横軸は時間である。

スリングでは、時間と速度が比例して増加する。
また、スリングによる速度は、40~60MPH(64~96km/h)が限界である。

一方、右の鞭を打った時の速度のグラフを見てもらいたい。
始めは時間と速度が比例するが、ピボット(ある支点)以降、幾何級数的に速度が速くなる。
鞭を打った場合の速度は、60MPH(96km/h)以上にも達する。
(*鞭を打つコツさえつかめれば、鞭の先端は音速を越えることが知られている。)

つまり、鞭を打つようにしなりを効かせて、タイミング良く投げることで初速を速め、遠くに投げることができる。

余談:鞭の先端は音速を越える

余談になるが、普通に紐をぶらぶら振っても速度はたかが知れているが、鞭のように“しなり“を効かせることで速度が急激に上がり、むち打ちのプロだと鞭の先の速さは音速を越えると言われている。(解説動画

この原理を活かしてタイミングよく投げているのがプロのディスクゴルフ選手である。

まとめ

  • 身体の支点である腰・肩を捻ることが力を生むために重要である。
  • リーチバック(テイクバック)は必ずしも重要ではない。
  • 肩~指先・ディスクまでは、力まないで、しなやかに投げる。
  • 肩~指先では、肩から鞭を打つイメージである。

以上、ディスクゴルフのコツでした。
今後も似たような解説記事を投稿していきたいと思います。
リクエスト等がありましたら、ご連絡ください。

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