スポンサーリンク

Udisc ディスクゴルフ成長レポート2022の概要

スポンサーリンク
DGコース導入
スポンサーリンク

今年もUdiscによる「The Disc Golf Growth Report 2022(ディスクゴルフ成長レポート2022)(英語)」が公開された。

今回の記事では、2021年においてディスクゴルフがどのようにスポーツとして拡大したか紹介するレポートの概要を紹介する。

スポンサーリンク

1日あたりの新規コースで導入数(ページ2)

「2021年には、1日あたり5.28のコースが新規に作られた。」

これは、2020年の3.5コース/日に比べて、50%の増加である。

カナダ カルガリーディスクゴルフクラブのプレジデントであるジェームズ・コイズミによれば、2020年後期にカルガリー市で最も人気な18ホールコースの永久閉鎖に直面した。

その他のコースも、2021年秋に建設プロジェクトのために別コースが一時的に利用できない状況であった。これにより、クラブは1つのコースしか残されていない状況になってしまった。また、コロナ禍において安全なスポーツとしてディスクゴルフが注目され、増加している新規プレーヤーがプレーできるようにするため、クラブは新たなコース建設に奮闘した。

このような逆境のなか、ジェームズたちの味方となったのはデータである。

ジェームズとクラブメンバーは、Udiscのラウンド数と2020年成長レポートの情報を元に、カルガリー市民は100万(1million hour)時間以上もディスクゴルフを楽しんでいることを算出した。この統計のおかげで、クラブは公園緑地課の計画会議(Parks and Recreation Planning Discussions)に参加できる権利を得て、また、コースが利用できない間の一時的なコースとなる場所を確保することができた。

さらに重要な結果として2022年以降に新たに6つのコースを導入する予定となっている。ディスクゴルフコースの導入のヒントとして、コイズミさんは「統計を分かりやすく解釈し、ステークホルダー(利害関係者)とゴールを共有すること」が重要だと述べている。

世界のディスクゴルフコース数(ページ3)

世界には13,323コースが設置されており、
2020年から15%の増加である。」

世界にどんなコースがあるかは、「UDiscオンラインコース」を参照されたい。

そのうち71%が過去10年の間に設置された。

コロナが一段落したら、是非とも海外ディスクゴルフ旅行に行きたいですね!

私が特に注目しているのは、日本から一番近いアメリカであるハワイ、それとオーストラリア・ニュージーランドです。

過去10年間に導入されたディスクゴルフコース数(3ページ~)

「2012年以降、世界で9450以上のコースが新たに導入された。」

地域のディスクゴルフクラブ、自治体の公園課、ボランティアの精力的な活動のおかげで、この10年間で相当数のコースを導入することができた。

この世界的なディスクゴルフブームを日本に起こすために、ディスクゴルフ導入方法に関する記事「How to Get a Disc Golf Course in your area(英語)」を参照されたい。(今後、ブログで紹介予定)

ディスクゴルフコースの種別(4ページ~)

「コースの90%が無料で利用できる」

無料で使える公共公園内のコースがディスクゴルフの中核となっており、全コースの内90%が無料で利用できる。この安価で手軽にできる敷居の低さはディスクゴルフの最大の魅力の一つであり、試しにディスクゴルフをやってみて、そのままのめり込んでいく人が多い。

「全コースのうち、55%が公共公園に設置されている」

公共公園が人気で人の流れが多い場合は、他の場所にも導入事例がある。

  • ゴルフコース:385コース
  • 学校・大学:1254コース
  • 醸造所・ワイナリー:78コース
  • スキー場等関連施設:295コース

Flat Creek Estate Disc Golf Course

テキサスのワイナリーに併設しているディスクゴルフコースの例としてフラット・クリークディスクゴルフコースが見つかったので共有する。このように、広大な土地と共存できるのがディスクゴルフの魅力かもしれません。

httpss://youtu.be/tFdBcpRGrnA

ディスクゴルフの国際性(5ページ~)

日々多くの国でディスクゴルフが広まってきている。アメリカには約9000コースあるが、4300以上のコースがアメリカ国外の様々な国に設置されている。

「ディスクゴルフは79カ国に広まっており、
今もなお広がりをみせている。」

アメリカ以外で、2021年に特にディスクゴルフコースが増えた国としてノルウェー、カナダ、スウェーデンが挙げられる。

ノルウェー
142コース追加

カナダ
157コース追加

スウェーデン
165コース追加

ディスクゴルフの成長に貢献しよう(6ページ~)

これまで作られたディスクゴルフコースのおかげで毎日多くのプレーヤーがディスクゴルフを楽しんでいる。

「17,228,609ラウンドがUDiscのアプリで記録された。」

2020年のスコア記録数と比べておよそ50%の増加であり、ディスクゴルフが引き続き人気となっていることがわかる。

そのうち、「アメリカ国内では1160万(11.6M)ラウンド」「アメリカを除く世界では530万(5.3M)ラウンド」がプレーされた。

アメリカ全州において、2021年は2020年と比較して2桁台以上のラウンド記録の増加が見られた。特に顕著に増加したハワイでは、2021年に121%の増加が見られた。

メキシコ
136%の増加

オーランド諸島
111%の増加

デンマーク
2倍の増加

アメリカ国外の成長状況にも注目する必要がある。2020年にUDiscで年1000ラウンド以上記録された国の内、メキシコは前年度と比べて136%の飛躍が見られた。また、年1万ラウンドが記録されている国では、オーランド島(Aland Islands)が111%の増加が見られた。さらに、年10万ラウンドが記録されている国では、デンマークが前年の約2倍である28万5千ラウンドが2021年に行われた。

その他の注目するべき統計

  • UDiscへのスコア記録数が2019年の4倍以上に増加した。
  • スコア記録数は、2016年と比較して1,445%増加した。

ディスクゴルフの広まり方(8ページ~)

「90%のプレーヤーは、少なくとも1人以上の
友人などにディスクゴルフを紹介した。」

ディスクゴルフの成長は家族や知人への直接紹介によるものだと考えられる。2021年にアプリ内での実施したアンケートによると、多くのプレーヤーがー友人や家族にディスクゴルフを紹介している。

  • 51%のディスクゴルフプレーヤーは、1~3人の人にディスクゴルフを紹介した。
  • 24%は、ディスクゴルフを4~6人に紹介した。
  • 5%は、7~9人に紹介した。
  • 10%は、10人以上の人に紹介した。

また、2021年には110万人のプレーヤーがUDiscを使った

UDisc製作者から一言

2012年に趣味(hobby project)として始まったUDiscアプリは、飛躍的に成長することができました。UDiscコミュニティーは、ラウンドがプレーされ、コースが登録され、ディスクスロー距離が記録され、レビューが書かれるたびに成長し、活気づけられます。UDisc製作者一同は、ユーザー数100万(1M)人という目標を到達することができ、すべてのプレーヤーに感謝申し上げます。

Player Enthusiasm:プレーヤーの熱中度(9ページ~)

「97%のプレーヤーは、引き続き熱中している」

2020年にアンケートを答えたプレーヤーのうち、ほとんど全員が2021年でも引き続いディスクゴルフをプレーしており、97%の人が昨年と同様あるいは昨年以上にディスクゴルフに熱中している。

「59%のディスクゴルファーは、少なくとも月に1回はプレーしている」

4つのカテゴリーに分類できる。

・カジュアルディスクゴルファー:全体の24%
カジュアルディスクゴルファーは、年に数回程度のみUDiscにスコアを記録していないプレーヤーである。このカテゴリーのプレーヤーは、ディスクゴルフへの興味が成長段階である、あるいは、既にディスクゴルフをよく知っているが頻繁にプレーしていない。

・レギュラーディスクゴルファー: 全体の 27%
レギュラーディスクゴルファーは、全体の四分の一のみを占める。このカテゴリーのプレーヤーは、月に1回程度UDiscに記録しながらラウンドを周り、年間では約20ラウンド以内にとどまる。

・熱中しているディスクゴルファー: 全体の 35%(Dedicated disc golfer)
熱中しているディスクゴルファーは、UDiscアプリ利用者の非常に大きな割合を占める。このカテゴリーのプレーヤーは週に1回程度UDiscを使ってラウンドを記録し、ディスクゴルフを頻繁にプレーしている。

・ハードコアディスクゴルファー: 全体の 14%
ハードコアディスクゴルファーは、カテゴリーのなかで最も熱狂的なカテゴリーである。このカテゴリーのプレーヤーは、週に複数回ディスクゴルフをプレーし、中には年100ラウンド以上に到達する。2021年に最もプレーしたプレーヤーは1355ラウンドをUDiscで記録した!

「2020年、2021年にディスクゴルフを始めたプレーヤーは、ディスクゴルフブーム前に始めたプレーヤーと同様にディスクゴルフに熱中してる。」

プレーヤーに、ディスクゴルフについて考えている、または人にディスクゴルフについて話しているかを5段階で評価すると何点かアンケートした。

  • 2021年開始プレーヤー:3.47/5
  • 2020年開始プレーヤー:3.65/5
  • 2019年以前開始プレーヤー:3.65/5

簡潔に説明すると、いつディスクゴルフを始めたかは関係ない。一度ディスクゴルフにハマると、ハマりつづける。

UDiscについて(11ページ)

2012年に二人のアイオワ州立大学卒の二人によって作られたUDiscは、ディスクゴルフコースを見つける必要性から生まれたUDiscはただのツール・アプリ以上のものに成長した。今では、ディスクゴルファーがスコアを記録し、1万以上もあるディスクゴルフコースへのマップと案内、リーグ運営、飛距離測定、選手としての成長の記録をスマホだけで実現できる。

トッププロ大会の各選手のスコアや統計を瞬時に表示し、さらに世界のディスクゴルフコース年間ランキングをリリースしている。

1M以上のダウンロードがあり、AppleストアとGoogle playで最もダウンロードされたディスクゴルフアプリである。

みなさんの地域でどれくらいディスクゴルフがプレーされているか詳しい情報が知りたい場合は、メールでご連絡をお願いします。

*メールアドレスは、情報管理上本ブログには記載していません。下記のリンクからレポートにアクセスをお願いします。最下部の背景がオレンジ色の箇所にあります。

UDisc Grow Report 2022

一言

もし、皆さんのコースのデータを知りたいけど、英語苦手で難しい場合、代行致します。ホームページのお問い合わせやSNSでご連絡ください。

色んなコースでのプレー数を調べてみよう

ホームページでは、UDiscに登録されているコースでのプレー数が確認できる。日本で最も多くプレーされているコースは、昭和記念公園と沖縄の嘉手納基地内のコースである。

昭和記念公園
2019年:230プレー
2020年:2824プレー
2021年:3322プレー

嘉手納基地
2019年:2065プレー
2020年:3837プレー
2021年:2361プレー

ちなみに、UDisc2022年コースランキングで1位を取ったメープルヒルは、2021年に19115プレーが記録されている。

【私たちがディスクゴルフ普及のためにできること】

  • ディスクゴルフをやる際は、UDiscアプリでスコアの記録をつけよう
  • 他のディスクゴルファーにUDiscを紹介しよう
  • ディスクゴルフコース導入の際に、UDisc上の統計データを活用しよう

【最後に】

UDiscのCMが面白かったので紹介します。初めのシーンとか、とても共感しますね(笑)

httpss://youtu.be/nu-hblxOZ44

コメント