映画【セルジオ:世界を救うために戦った男】は、免職した凄腕国連外交官のセルジオ・ヴィエイラ・デメロの人生を振り返るドラマ。
Netflix映画【セルジオ:世界を救うために戦った男】あらすじ
多くの人に慕われた国連大使セルジオ・ヴィエイラ・デメロ。どんなに厳しい現実に直面しても決して情熱と理想を捨てなかった彼が、イラクで絶体絶命の危機に陥る。
引用:Netflix
Netflix映画【セルジオ:世界を救うために戦った男】感想と評価
Thumbs up(よかった点)
- 国連の活動をすこし理解できた
国連ってすごいけど、何をやっているのかわからないイメージがあります。
この映画をみて、国家の独立やビジネス創出などに関わっていると知り、国連がどんなことをやっているのか少し理解できました。 - セルジオとキャロリーナの演技がうまい
セルジオ役のワグネル・モウラ、キャロリーナ役のアナ・デ・アルマスの相性がいいのでしょうか、とてもいい演技をしていたと思います。
しかも二人とも会話の言語が英語からスペイン語などに入れ替わるシーンがあるのですが、難なく演技していてカッコよかったです。
- 実際の映像をうまく使っていてリアル
実際の出来事に基づいた話です。
実際報道で使われたニュース映像や会見映像などが所々使われており、通常映画にない、リアルさが伝わりました。
Thumbs down(悪かった点)
- 話がつかみにくい
現在と過去を何回も行き来します。
しかも、過去がある一点の過去ではなく、いくつかの過去に小間切れでシーンが戻ったり来たりします。
そのため、いったいどこの時の話なのか、またその話がどう将来の話につながってくるのかが見ている途中では見えにくいです。
ストーリーは、時系列で伝えるか、過去のシーンをつなげてより長い回想シーンにした方が、セルジオの背景を知らない人に取って分かりやく、興味の持てる映画になったのではないかと思いました。
- テンポが遅く感じた
ブラジルの海などの情景描写が多くて、テンポが遅く感じました。
ブラジルの海などの自然を映したシーンやセリフのない主人公を映すシーンなどは話に新たな展開がなく、テンポがゆっくりだと感じる原因なのかと思います。
もう少し、自然を映すシーンを少なくして任務の話を入れてもよかったのではと思いました。
- セルジオ全然いい父親じゃない(映画の評価というよりただの感想)
セルジオには、妻と2人の息子がいますが、ほぼ放置。
仕事はでき、社会的には評価されているものの、家族を顧みないのはどうかと思いました。
ドキュメンタリーで描かれているのですが、東ティモール以前のカンボジアのミッションでもUNの別の女性と、妻がいるにも関わらず恋愛関係にあったそうです。
評価は、5/10
悪くない映画ですが、もう一度は見ない映画です。
正直ドキュメンタリー版の【セルジオ:テロに死す~イラク復興を託された男~】の方が印象に残り、理解しやすかったです。
セルジオ役のワグネル・モウラと監督のグレッグ・バーカーによる映画シーン解説
- 出てきた東ティモールの人々は本当の東ティモール人
- その中で実際にセルジオに合った人や独立戦争を経験した人もいる
- セルジオとのやり取りは独立戦争を経験した彼女の本当の気持ち
トレーラーに出てくる英語
〔0:41〕This mission requires the very best.
この任務には最も有能な人材が必要だ。
Bestは最も、一番という意味ですが、veryを付けることでさらに強調することができます。
イメージとしては、国連職員は既にみんな優秀な人材ですが、その中でも選び抜かれた最も有能な人材です。
例:You guys are the very best soccer players in the nation.
君たちは、この国で一番うまいサッカー選手だ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント