2020年シーズンについに、ディスクゴルフのプロデビューした元アルティメット選手のブロディ―・スミス(Brodie Smith)。デビューから1年足らずで、1000レーティングの手前まで来ており、今後の活躍が期待されます。
プロ2年目の2021年シーズンでは、どんなディスクを使っているのでしょうか。イン・ザ・バッグ(in the bag)動画が公開されていたので、紹介していきたいと思います。
パター
Roach(ローチ)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
2 | 4 | 0 | 1 | 0.0 |
プラスチック:Bro-D、Pro-D、EPS-Swirl
パッティング用はグリップの効いているBro-Dプラスチックのローチを使っている。
Pro-Dプラスチックのローチは、アンダーステイブルなので短いターンオーバーショットを投げるスローイングパターとして使っている。
ESP-Swirlプラスチックは、他のローチよりもステーブルなので、短いティーショットやアプローチの時のスローイングパターとして使っている。
Zone(ゾーン)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
4 | 3 | 0 | 3 | 2.0 |
プラスチックは、ジョーブレイカー(Jawbreaker)、Get freaky CryZtal Z flx、Zの3種類をバックに入れている。
こちらもアプローチショットとして使っている。ジョーブレイカーのプラスチックなので、スキップしてほしくないときのアプローチで投げている。
Get Freaky CryZtal Zflx(ゲット・フリーキー・ゾーン)はアップショットの時の主力ディスクで、スクランブルするときなどにも使っている。
ZoneのZプラスチックは、スキップともう少しオーバーステイブルさが欲しい時のアップショットとして使っている。
ミドルレンジ
Meteor(メテオ)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
5 | 5 | ー3 | 1 | ー0.5 |
ミドルレンジでの最初のディスクはEPSプラスチックのメテオ。
林間でのハイザーフリックを投げる時に使っている。
また、角度の浅い右曲がりのフェアウェイでフォアハンドでは難しい時に、ターンオーバーショットとしてメテオを使っている。
Buzzz(バズ)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
5 | 4 | ー1 | 1 | 0.5 |
EPSプラスチックのバス。
ミドルレンジを代表するディスクで、だれもが持つべきディスクの一つ。300~350フィート(90~130メートル)の直線のアプローチショットを投げる時に使っている。
Drone(ドローン)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
5 | 3 | 1 | 4 | 2.6 |
Big Zプラスチックのドローン。これまでマルタ(Malta)と入れ替えて、最近ドローンを入れた。マルタと比べてドローンは、もう少しオーバーステイブルで気に入っている。今シーズンのラスベガスオープンのように風が強い日に重宝した。
Impact(インパクト)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
5 | 5 | ー2 | 2 | 0 |
EPSプラスチックのマクビーストのインパクト(impact)(foundationで販売)。
一言で言えば、長距離版のバズ。400フィート(120m)あたりの距離で投げている。
グライドも良く、手に持った感触もいい!特に、リムに独特なエッジング加工されており、それが上手く手にフィットする。
フェアウェイドライバー
Undertaker(アンダーテイカー)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
9 | 5 | ー1 | 2 | 1.4 |
プラスチックは、Titanium、ESP Glo、Paige Pierce Zと様々なバージョンを愛用している。
Titaniumプラスチックのアンダーテイカーは、オーバーステイブルのローラーや400~450フィートの長距離のターンオーバーショットとして使っている。
ESP Glo Undertakerは、ニュートラルで、ハイザーフリップさせてストレートなラインを出すときに使っている。フィニッシュもフェードが少ないので左にさほど曲がらないので気に入っている。
Paige Pierce Z Undertakerは、他のアンダーテイカーよりもオーバーステイブルなので、風に強い。また、フィニッシュで左に少し曲がってほしい時にこのアンダーテイカーを使っている。
Raptor(ラプター)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
9 | 4 | 0 | 3 | 2.1 |
使っているプラスチックはZ Line。とてもオーバーステイブルで、向かい風の時に重宝する。また、スキップが欲しいときにも投げている。
黄色いラプターは、使い込んでいるため、新品のものより若干ストレートなラインになる。一方、より新しいピンクのラプターは、強風の時や、左にスキップが欲しい時に投げている。
ディスタンスドライバー
Avenger SS(アベンジャーSS)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
10 | 5 | ー3 | 1 | 0.5 |
ESPプラスチックのアベンジャーSS。
ユーティリティーディスクとして一枚あると便利なアンダーステイブルなディスクです。ローラーやターンオーバーショットに使っている。
長い間愛用しているので、よりアンダーステイブルになっている。ターンオーバーしてローラーに早くなってほしい時にこの水色のアベンジャーSSを使っている。地面に着地するとすぐに右にロールするので、急なコーナーを右に曲がるときに使う。ほかにも、林間で助走がない時にスタンドスティルで距離を稼ぎたいときに、フォアハンドでアルティメットフリスビーを投げているときのように投げる。
Nuke SS(ニュークSS)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
13 | 5 | ー3 | 3 | 1.0 |
Z GloプラスチックのニュークSS。ローラー用のディスクとして愛用している。最近これまで使っていたニュークSSがアンダーになりすぎつつあるので、新しい一枚も用意している。
Nuke(ニューク)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
13 | 5 | ー1 | 3 | 1.6 |
素材は、EPS、BigZ、Zを場面によって使い分けている。
EPSは、ペイジ・ピアース ニュークを使っており、ハイザーフリップさせて、距離を稼ぎたいときに使っている。
BigZプラスチックはフォアハンドのディスクとして使っている。このディスクは、上がフラットなので、フォアハンドを投げる時に投げやすい。もちろんバックハンドとしても使っている。
Zは非常にオーバーステイブルなので風が強い時に使っている。風の強かった今シーズンのラスベガスオープンでは頻繁使っていた。
Zeus(ゼウス)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
12 | 5 | ー1 | 3 | 1.9 |
EPSプラスチックを使っており、オーバーステイブルのフォアハンドディスクとして使っている。Nukeよりもオーバステイブルなので、フィニッシュ時に右に必ず戻ってほしい時に使っている。
Force(フォース)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
12 | 5 | 0 | 3 | 2.0 |
EPSとZプラスチックを使っている。どちらともオーバーステイブルで、強風の時にフォアハンド・バックハンドで投げている。
ピンクのZプラスチックのフォースは、Zeusよりもオーバーステイブルであってほしいとともに、距離も稼ぎたいときにスパイクハイザーなどで投げる時に使っている。
ESPプラスチックは、非常にオーバーステイブルで300フィート(90メートル)程度のフォアハンドでのスパイクハイザーを投げるときに使っている。また、強風で、確実にフェアウェイに入っていてほしい時に使っている。
黄色のZプラスチックのフォースは、ほとんど使わないが、非常に強い強風の時に、全力で投げる時に使う。
Machete(マシェティ)
スピード | グライド | ターン | フェード | スタビリティー | |
11 | 4 | 0 | 4 | 2.2 |
プラスチックはZを使っている。ディスクラフトのディスクの中で最もオーバーステイブルなディスクで、先ほど紹介したフォースよりも飛ばない。ユーティリティーディスクとして重宝する。
スキップさせて、直角に曲がらせることができるなど、他のディスクにない特徴を持っている。
他にもスパイクハイザー、スクランブルのときに投げている。
さいごに
以上、ディスクラフトのブロディ―・スミス(Brodi Smith)のイン・ザ・バッグでした。プロがどんなディスクを投げているのか大会ではなかなか分からないですが、この記事を参考にしていただければ幸いです。
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