今回は、世界選手権5回優勝したペイジ・ピアース選手が教えるディスクゴルフ練習のコツとオフシーズンの取り組みを紹介していきます。
個別のテクニックというよりは、どうやって練習しているのかをオフシーズンの練習もかねて紹介する動画になります。
各章の横に動画の時間を併記しました。実際のスローを見たい場合、その時間に合わせてください。
ホール1(0:40)
- このホールのように1投で届かないことが分かっている場合、フェードやターンが少なく、ラフに入らないディスクを投げている。
- ペイジの場合は、パッションをハイザーフリップで投げるのが定番である。
- プロはよく同じモールド(≒同じディスク)を複数枚持っているのは、同じ位置から複数回同じショットの練習をできるからです。
- ただ、それぞれのディスクが痛んでくることで、少しずつ飛び方が変わってくる。
(上級者は、そのことをうまく利用して、多様なショットを投げることができる) - オフシーズンでは、これまで使ってきたパッションの傷み具合と飛び方を確認している。
- このコースのように混んでないところで練習すると、何回も投げれて練習ができる。
アプローチ(2:55)
- 今いる位置からは、遠いので得意のフィアースのアップショットを投げれない
- そこで、練習してきたサイドアームのアプローチをアンダーテイカーでする。
- この時の投げる時のコツは、ややハイザー目で投げることである。
- コースでの練習のコツは、オープン・林間と多様な環境がある場所を選ぶといろいろなショットの練習ができる。
- 人が少ないコースだと、投げ直ししても迷惑がかからないので、練習に都合がいい。
ホール2(6:42)
- 練習のために、あえてショートティーから投げることもある。コースでよく見るレイアウトであったり、練習したいショットがある場合にはあえて短いティーから投げることもある。
- 今回はBuzzzの練習のために303フィート Par3のショートティーで練習をします。ホールのレイアウトも長さも実際にBuzzzを投げるシーンと一致している。
ホール3(8:52)
- このホールは、370フィート Par3です。
- この距離だと、これまではスピードの遅いディスクをフルパワーに近い強さで投げていたが、グリップロックする確率が高まる。(ペイジは、強く投げるのが得意です。)
- ショット精度の向上とミスの確立を減らすために、スピードの速いディスクをパワーダウンして投げる練習をしている。今回はディスクアップしてストーカーを投げる。
- ストーカーはフェアウェイなのでスキップしやすい。そこを考慮して、若干短めに投げるようにしている。
ホール4(10:57)
- トーナメントでは狙わない、狭いラインを狙ってスキルアップしよう。普通は左からのラインで投げるが、練習のために正面の木の間を狙って、ショット精度を上げている。
- また、その際に助走を普段よりも遅くして、ショットの精度を高めている。
- 練習の時は、場合に応じてアップショットの場所やパットの場所を変えることがある。70~100フィートの時は、パット練習には遠すぎ、アプローチ練習には近すぎるので、20~50フィート以内に移してパット練習をするようにしている。
ホール5(13:15)
- 左のすぐ目前に木があり、かつ狭い林間で、苦手とするホールです。
- ミドルレンジのSolをハイザーフリップさせて、右にグライドさせるのが一番近づけられ、自分が得意とするショットです。ただし、ショットにコミットする必要がある。
- オフシーズンでは、自分の得意なショット以外に、苦手とするサイドを練習している。このホールでは、スピードの遅いパッションでフォアハンドのアンハイザーで丁寧に投げ、最後にちゃんとフェードさせるショットを投げる。
アプローチ/スクランブル(16:55)
- オフシーズンの練習としてスクランブルも集中的に取り組んでいる。
- スクランブルでは、最も成功確率が高いショットを投げることがトーナメントで大切です。
- このポジションでのスクランブルは、バックハンド・アンハイザーとフォアハンドアンハイザーの2つのルートがある。トーナメントの時は、おそらくバックハンドでフィアースを投げる
- ただ、練習のために普段投げない、苦手なサイドアームアニーで、右から攻める練習もする。この時のコツとして、スナップを効かせてウルトラスターのように、あるいは友達とキャッチ&スローするように投げる。
- 1投目は少し低すぎ、2投目はアンハイの角度がきつすぎた。3、4投目が理想!
以上、ペイジ・ピアースのオフシーズンの練習とコースでの練習法でした。
皆さんのディスクゴルフスキル向上に役立てば幸いです。
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