これまでプッシュパット(Push Putt)、スピンパット(Spin Putt)、スプッシュパット(Spush Putt)の代表的な3つのパットスタイルに加え、スタガードスタンス、ストラドルスタンスの2つの立ち方を紹介しました。今回は、どうやって自分のパットフォームを決めるか、自分の経験を交えて紹介したいと思います。
それぞれのパットの振り返り
それぞれのパットスタイルを振り返る。
プッシュパット(Push Putt) ケビン・ジョーンズ
プッシュパット(Push Putt) リッキー・ワイサキ
スピンパット(Spin Putt) ペイジ・ピアース
スピンパット(Spin Putt) サイモン・リゾ
Sクラス スプッシュパット(S-class Spush Putt) イーグル・マクマン
Pクラス スプッシュパット(P-class Spush Putt) ポール・マクベス
パットスタイルの決め方:基本概念
ベテランのプロ選手スコット・ストークリー(Scott Stokely)の下記の動画(7分30秒以降)では、自分にとって投げやすいスタイルを選ぼうと言っている。スコアや成功率ではなく、“自分が投げてどう感じるか、投げて決める自信を持てるか”が大切である。一人ひとり身体の大きさや特徴が違うので、どれがしっくりくるかは、人それぞれなので、どれかのフォームが間違いで、どれかが正解ということはない。
パットスタイルの決め方:具体的な方法(経験談)
様々なパットがあり、どれがいいかは人それぞれですが、具体的にはどのようにパットのスタイルを決めるのでしょうか。ここで、アルティメットなどのフライングディスク競技のバックグラウンドがなかった自分が今のパットスタイルに落ち着くまでの経験を参考に紹介する。
私は、ディスクゴルフをやり始めたころ、次の手順でパットのスタイルを決めました。
1.海外のユーチューブの解説サイトを参考に、各パットスタイルの投げ方・特長を把握する。
(これまでのディスクゴルフのコツ:パット編を参照ください。)
他にも、”Disc golf putting hightlight”、“disc golf how to putt”などのキーワードで調べると海外の動画がたくさん出てくる。
2.それぞれのパットスタイルで、5m、7m、10m(C1の端)、15m、20m、30m(C2の端)の距離からパットをして、感触を確かめる。
ここでは、それぞれのパットスタイルを実際にバスケットに投げて体験してみて、どう感じるか注目しながら投げてもらいたい。人によっては直観的に投げにくい、あるいは投げやすいスタイルが見つかるかもしれない。一方、どれも差がないと感じる人もいるかもしれない。また、いくつか種類の違うパターを持っていれば、各パットスタイルでそれぞれパターを投げてみることをおすすめする。パターによって飛び方が若干変わり、投げた時の感触も変わってくる。
私の場合はスタガードスタンスで、スピンパットとスプッシュパットがしっくりきた。ストラドルスタンスは投げにくい印象を受けた。
また、C1の7m以内では、どのパットも変わりないと思ったが、10m以上だとプッシュパットが届きにくく、難しい印象を受けた。
3.特に気に入ったパットスタイルを一定期間練習する
特に気に入ったパットスタイルについて、2~3週間程度練習をした。練習としてはバスケットを使ったパット練習と、コースを実際にプレーした実践的な練習を行った。
スピンパットとスプッシュパットを実際に一定期間練習して、コースで試してみた。
スピンパットでは高さの調整があまり必要ないことや、軌道が真っ直ぐなため、狙いやすいことから成功率が特にC1で高い印象を受けた。感覚としても、投げやすいと思った。しかし、C2などの距離があるライからのパットでは、勢いがつき過ぎでミスしたときの2回目のパットの距離が遠くなる。
一方で、スプッシュパットは、力をディスクに伝えやすく、距離が遠い所からでも届きやすいため、C1の端やC2では投げやすい印象を受けた。また、遠い所では成功率は低いのでパットを外した時にさほど遠くに行かずに2回目のパットがラクに決められるようになる。
このような流れで、C1圏内ではスタガードスタンスのスピンパット、C1の端やC2ではSクラススプッシュパットに落ち着いた。 (今のところは)
おわりに
様々あるパットスタイルの中から、自分がどうのように決めたか経験をもとに紹介しました。皆さんがパットのスタイルを決める時の参考になれば幸いです。
どのパットスタイルが一番いいかという正解はないので、いろんな種類を試して見て、皆さんに合ったパットスタイルが見つかれば幸いです。
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